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マーサ・ウェルズ

マーダーボット・ダイアリー ― テラフォーミング

今回は大人気SF『マーダーボット・ダイアリー』から、「テラフォーミング(地球化)」というテーマを考えてみましょう。人間が火星で暮らせるようになるには、何が必要だと思いますか?『マーダーボット・ダイアリー』の世界では、人類はワームホールを利用して宇宙へ進出しています。そして企業は、新しい惑星を「人類が住める星」に変えるビジネスを行っています。このように、惑星を地球のような環境に変える技術を、テラフォーミングと呼びます。
マーサ・ウェルズ

マーダーボット・ダイアリー – 強化人間

今回は大人気SF『マーダーボット・ダイアリー』から、「強化人間」というテーマを考えてみましょう。人間が宇宙で暮らせるようになるには、何が必要だと思いますか?この作品では、ロボット・強化人間・普通の人間が共存する未来が描かれています。舞台は遠い宇宙の惑星や衛星。そこへはワームホールを通って移動します。そして主人公は、自らを「弊機」と呼ぶちょっと変わった存在。人間の脳をベースにした“警備ロボット”です。
グレッグ・イーガン

順列都市-メンデレーエフの周期律

今回は、順列都市から、「メンデレーエフの周期律」というテーマをわかりやすく紹介していきます。もし「人類は高度な知性を持っている」と宇宙人に伝えるとしたら、何を見せればいいでしょうか?数学の定理?宇宙の法則?それともテクノロジー?この問いに対して、『順列都市』ではとても面白い答えが描かれています。
グレッグ・イーガン

順列都市-機械の意識

今回は、SF作家 グレッグ・イーガン の「順列都市」から、「機械の意識」というテーマを考えてみます。もし「自分の意識がコンピュータの中で生きられる」としたら、どう思いますか?ゲームの中のキャラクターのように、仮想世界で自由に生きられる未来・・実はSFの世界では、かなりリアルに議論されているテーマなんです。
スタニスワフ・レム

ソラリス-ニュートリノ崩壊

今回は、スタニスワフ・レムの名作「ソラリス」から、ニュートリノ崩壊の話です。「ソラリス」に登場する知性は、人型の宇宙人ではありません。巨大な海のような存在であり、人間の思考や記憶に反応し、不思議な現象を引き起こします。つまりレムは、宇宙の知性は、人間の想像をはるかに超えているかもしれないというテーマを描いたのです。
アシュトン

ミッキー7-反物質駆動エンジン

今回は、エドワード・アシュトンの『ミッキー7』から、反物質駆動エンジンの話です。主人公ミッキーが乗っている宇宙船「ドラッカー号」には、反物質で動くエンジンが積まれています。反物質と“普通の物質”が反応すると、ものすごいエネルギーが生まれます。その力を推進力に変えて、人類は銀河系へ進出していった――という設定です。
アシュトン

ミッキー7-宇宙空間の物質

今回は、エドワード・アシュトンの『ミッキー7』から、宇宙空間の物質の話です。実は宇宙は思っているほど空っぽじゃないのですが、その前に宇宙空間の温度はどれくらいなのかについて少し。宇宙の“温度”って何を指すのか知ってますか?宇宙全体に満ちる電磁波(いわゆる宇宙背景放射)の温度は約 2.7 K(ケルビン)。摂氏だと約 −270.4 ℃です。
アシュトン

ミッキー7-渦状腕

今回は、SF小説『ミッキー7』から、銀河の渦状腕の話です。物語では、人類が地球に留まっていた時代に発見された反物質を、ある時大量に合成・保存する方法が見つかると、恒星間旅行が実現します。さらに、反物質による破滅的な兵器によって、人類の半数が死滅する戦争が起きてしまいます。その結果、人類は地球を捨てて、他の惑星への移住を始めます。そして1000年後には、人類は銀河系の渦状腕づたいに多くの惑星に広がって行きました。
アシュトン

ミッキー7 – 高エネルギー粒子

今回は、エドワード・アシュトンの『ミッキー7』から、高エネルギー粒子の話です。主人公ミッキーは、自ら志願して「エクスペンダブル(再生可能な人間)」となり、宇宙での危険な任務に挑んでいきます。エクスペンダブルは、人の記憶をすべて機械に保存しておき、もし死んだ場合は肉体を再生し、保存していた記憶を注入することで“元の人間”に戻れる仕組みです。
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時間は存在しない -プランク時間

今回は少しだけSFから離れて、カルロ・ロヴェッリ著『時間は存在しない』から、プランク時間の話です。『時間は存在しない』の最終章(第13章)では、「時の起源」という、壮大かつ根源的なテーマが扱われています。そこではこう語られています。「世界の基本原理には空間も時間もなく、ある物理量から他の物理量へ変わっていく過程があるだけだ」私たちは時間が流れているように感じるけれど、それはエントロピー(乱雑さ)の増大によって、過去と未来が区別されるからに過ぎないのだ、と。