脳は世界をどのように見ているのか – 人類の遺産

こんばんは、ブロガーNです。

今回は、SF小説ではありませんが「脳は世界をどのように見ているのか」という、とても面白い本から「人類の遺産」の話を紹介します。

みなさんは「宇宙のどこかに、人類以外の知的生命体はいるのだろうか?」と考えたことがありますか?

宇宙には、星が何千億個も存在しています。
そのため、地球のような惑星や、知的生命体がいる星も、どこかに存在する可能性は高いと言われています。

でも、実際に出会うのは、とても難しいかもしれません。
なぜなら、宇宙の時間はあまりにも長いからです。

たとえば、人類の文明が存在している期間は、宇宙の歴史から見るとほんの一瞬です。
もし別の星にも知的生命体がいたとしても、「同じ時代」に存在していなければ、お互いに出会うことはできません。

さらに、宇宙は広すぎます。
銀河系だけでも直径は約10万光年あります。
つまり、光の速さで進んでも、端から端まで10万年かかるということです。

そこで、この本では、とても面白いアイデアが語られています。

それは――
「人類が存在していた証拠を、未来の宇宙に残せないか?」
というものです。

実は、人類はすでに遠い宇宙の惑星をたくさん発見しています。※地球外知的生命探索(SETI)
これらは「系外惑星」と呼ばれ、太陽系の外にある惑星です。
2026年5月時点では、6000個以上の系外惑星が確認されています。

では、どうやってそんな遠い惑星を見つけるのでしょうか?
方法のひとつは、「恒星の明るさの変化」を観測することです。

惑星が恒星の前を横切ると、星の光がほんの少しだけ暗くなります。
科学者たちは、その小さな変化を観測して、惑星の存在を見つけています。

この本では、その仕組みを逆に利用するアイデアが登場します。

もし人類が、太陽の周りを「自然にはありえない動き方」で回る巨大な人工衛星を作ったらどうでしょう?遠い宇宙の知的生命体が太陽を観測したとき、「これはおかしい。自然現象ではない」と気づくかもしれません。

つまり、人類が絶滅した後でも、「かつて、この星には知的生命体が存在していた」というメッセージを、何百万年、何千万年も宇宙に送り続けられるかもしれないのです。

そして、この話を考えると、宇宙のスケールの大きさにも驚かされます。

銀河系ができたのは、およそ100億年前。
一方で、人類が道具を使い始めたのは約200万年前です。

もし銀河系の歴史を「1年」に縮めると、人類が道具を使い始めたのは、なんと12月31日の夜10時15分ごろ。つまり、人類の歴史は宇宙から見ると、本当に「ついさっき」なのです。

さらに、人類最速クラスの探査機である Voyager 1 でも、1光年進むのに約1万7000年かかります。その速度で銀河系を横断すると、17億年も必要になります。

宇宙の広さと時間の長さを考えると、人類が他の知的生命体と出会うのがどれほど難しいかがわかりますね。

でも同時に、
「いつか、遠い未来の誰かが、人類の残したサインを発見するかもしれない」

そう考えると、少しワクワクしませんか?

参考リンク

地球外知的生命探査の「大沈黙」(リンク)

※地球外知的生命探索(SETI:Search for Extraterrestrial Intelligence)は、宇宙文明が発する電波や光(レーザー)の信号を検出し、地球外知的生命体を発見しようとする科学的プロジェクトの総称

購入リンク


コメント

タイトルとURLをコピーしました