こんばんは。ブロガーNです。
気持ちがモヤモヤした時、短時間で気分を変えたいと思いませんか?
そんな時にこのブログを読めば、すぐに宇宙や未来のイメージが思い浮かんできて、きっと気分転換のきっかけになりますよ。
そして、SF小説を読んだ後にもう一度ここに来れば、さらに幸せな気分に浸れます。
今回は、アーサーCクラークの名作「地球幼年期の終わり」から、100年の変化の話です。
小説の中では、異星人が地球に現れてからの100年間で世界は一変します。異星人の圧倒的に進んだテクノロジーによって、核兵器も病気も貧困も消えて無くなり、人々はかつてない平和で幸福な暮らしを送ります。
そして人類のエネルギーは建設的な面に集中して行きます。ロボット工場が消費物資を大量に供給して、人々は無料で手に入れる事ができるため、働く必要がなくなります。ただ、この100年間は人類にとって次のステップへの準備期間ではありましたが。
現実の世界で100年前と言えば、前回のパリオリンピックが100年前の1924年に開催されました。日本では関東大震災が起きた年ですが、その頃、世界では、すでにル・マン24時間レースが開催されたり、ウォルトディズニーカンパニーが創立されたり、ハリウッドにハリウッドサインが設置されたりしています。これらは今の世界につながる出来事ですね。
そう考えると、なんとなく100年前と比べていろいろ進歩はしたけど、人々の関心や楽しみ方は大きくは変わっていないような気がします。
しかし、100年後はどうでしょうか?
これから起きると言われているテクノロジーの大きな変化(シンギュラリティとも言われます)によって、世界がとんでもなく大きく変化する可能性があるそうです。
人類の知能をはるかに超えるAIが政治・経済・社会・文化などあらゆる分野で本格的に活動すると、これまで想像さえ出来なかった事が次々に起きると考えられます。そうなると、これからの100年間に、これまでの1000年分くらいの大きな変化が起きるのではないかと思います。
では、今から1000年前はどんな時代だったでしょうか?
日本は平安時代、欧州では十字軍の時代です。その頃の人々にとって、現在の航空機、原子力、宇宙ステーション、スマホやインターネット、高度な医療などは、想像もつかなかったでしょう。
もし、これまでの10倍の大きな変化がこれからの100年で起きるとすると、例えば、地震や台風のコントロール、完全な不老不死の実現、世界共通言語など、現在ではどう考えても無理と思われる事が当たり前になるかもしれないのです。
この小説のような高度な異星人が現れる可能性はゼロでは無いものの、人類はそれと同じくらい大きなインパクトを、もうすぐシンギュラリティによって経験する事になるのではと思います。
これから起きる1000年分の変化が人類全体を幸せに導き、後に続く世代がさらに大きく進歩して行く事を祈るばかりです。
おわりに
この小説が書かれた1953年の世界の人口は約25億人でした。それから70年後の2023年には約80億人となり、なんと70年で3倍以上に増えています。そして2053年には100億人近くになる予測であり、この100年で人類は4倍になるのです。
また、1950年の日本人の平均寿命は約60年でしたが、70年後の2020年には男性が82歳、女性が88歳になっています。そして2050年には男性84歳、女性90歳と予測されていて、100年で30年近く伸びるのです。今後も医療技術や医薬品の進化によって、さらに人類は長寿命を期待出来そうです。
参考リンク
購入リンク
コメント